はじめての帝王切開-手術の流れ-

帝王切開について
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こんにちは!帝王切開で出産した手術室看護師てい子です

ブログをご覧いただきありがとうございます!

帝王切開が決まったけど、手術ってどういう流れで進むの…?

てい子
てい子

何をされるのか、どんな流れなのか

何もわからないと心配になっちゃいますよね

今日はさっそく手術室に入室してからの帝王切開術の流れをお伝えしていきます

ざっくりと流れを知って心の準備をととのえておきましょう!

【予定帝王切開】【脊椎麻酔】を想定した記事です
細かいところは各病院や、手術を受けられる方の既往によっても変わるので、あくまでも予定帝王切開術の一般的な流れとして参考にしていただけますと幸いです

入室

本人確認

  • 名前、生年月日
  • 何の手術をうけるか
  • その他、特記する既往など

1日に帝王切開をうける患者さんは数名いらっしゃいます
同性患者さんとの取り違えや手術内容の違いがおきないよう何度も確認させていただきます

また、病棟スタッフから手術室スタッフへ申し送りされている内容について、ご本人に詳細を伺う場合があります(例:果物のアレルギーがある場合、何の果物なのか・アレルギー反応のレベルはどの程度なのかなど)

装着物の確認

ヘアピン、指輪、シール鍼などの金属類はやけどのリスクになります
外した状態で手術室に向かいましょう!

髪の毛は落ちないようにネットをかぶります
髪の毛の長い方はヘアゴムを使ってネットに収まるように結びましょう
仰向けになるので、横で結ぶと痛くならないですよ

バイタルチェック

手術室に入り、ベッドに寝たら寝巻きを脱いで、酸素飽和度を測る器械や血圧計・心電図の電極を装着してバイタルサインの確認を行います

同時に、ヘアピンや指輪など、装着物がないか最終確認をさせていただく場合があります
特に問題がなければ次に進みます

麻酔導入

体勢変更

背中から麻酔薬の注射するために、体勢を横向きにかえていきます
背骨の骨と骨のあいだに針を進めていくので、横になったまま体育座りのような体勢をとっていきます

麻酔注射(脊髄くも膜下麻酔)

いい体勢がとれたら麻酔科医が注射をしていきます
注射針はかなり細くて長い針です
鍼治療をしたことがあるひとは似ている感覚があるかもしれません

てい子
てい子

背中側が見えなくて不安かと思いますが、手術室スタッフがサポートします!
注射のタイミングで動いちゃうと危ないので、体の力を抜いて一緒にがんばりましょう

効果チェック

注射がおわったら仰向けに戻って麻酔の効果をチェックします
保冷剤などを使用し、上半身と下半身で感覚の違いがあるか、どこから冷たさを感じるかなど確認していきます
※触られている感覚は残ります!冷たさと痛みを感じなければOK

麻酔の効果が確認できたら、おしっこの管(膀胱留置カテーテル)を入れたり、首から下に布を掛けたり、手術開始に向けて準備をしていきます

てい子
てい子

麻酔の影響で苦しくなったり気持ち悪くなってしまう方も…(ワタシもそうでした)
点滴やお薬ですぐ対応するので「なんか気持ち悪いかも」と感じたら近くのスタッフにすぐ伝えてくださいね!

手術開始

開腹

いよいよ手術開始です

お腹と子宮を切って赤ちゃんを取り出すのですが、取り出す際にひっぱられたり押される感じがあるかもしれません
赤ちゃんと一緒に頑張りましょうね

ベビー誕生

手術開始からものの数分〜数十分で赤ちゃんがうまれます

赤ちゃんはまず小児科の先生と助産師さんに全身状態の観察をしてもらいます
体をきれいに拭いてもらって赤ちゃんの準備ができたらお母さんと赤ちゃんの面会です
赤ちゃんは体の状態をみていくため、お母さんより先に手術室をでて新生児室へ向かいます

閉創

胎盤を取り出したら子宮とお腹を縫い閉じていきます

止血を確認して傷にテープを貼ったら手術終了です(内診する場合もあります)
おつかれさまでした!

手術終了

ベッドで更衣

手術台からベッドに移動して身なりを整えていきます
麻酔が効いていて足を動かせない状態なので、移動は手術室スタッフがお手伝いします

また、最終的なバイタルサイン測定を行い、問題がなければ退室します

退室

ベッドのまま移動し、手術室入口で病棟スタッフと手術室スタッフの申し送りを済ませて病室へ戻っていきます

まとめ

手術室に入ってからの一般的な流れを説明させていただきました!

次は何をするのか、なんとなくでも順番がわかっていることで心構えができ、漠然とした不安は少なくなるのではないでしょうか
参考になりましたら幸いです

「ここをもう少し詳しく聞きたい」などありましたら本ブログへのコメントやXでのリプやDMからお知らせください!
※先に記したように、病院・患者さんの既往などによって順番や内容が変わる場合があるので、ご要望やご質問内容によっては病院に直接聞くことをおすすめする場合がございます

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